数年前から、だんなの海外出張は、アメリカ含め年に数回あった。
毎回10日ほど家を空けるもんだから、気楽でいいやとしか嫁は思っていなかった。

今年春先になったころか。
いよいよ本格的に行くかも、的な話が内々に出てきた。

だんなが、もし、もしだけど、海外行くとしたら...どどどどう思う?みたいな、
めっちゃ弱気なお伺いをたててきたことを思い出す。

あとあと話は出てくると思うが、心のやさしさがそのまま顔のまるさに出たような男なのである。
端的に言ってアンパンマ●ンに似すぎている。

2017年7月ごろ、だんなの渡米がついに社内で公示。

なお、だんなの会社は、すでにアメリカに立派な拠点があるような大企業ではない。
IT中堅で、サンフランシスコに現地法人を立ち上げたのが数年前。

その現地法人は、日本から役員レベルの人が1人単身赴任で常駐、
現地採用が数人、といったところのもよう。
(詳しくはしらん)

今度はNY方面で事業を本格化させようという運びのよう。
そこで営業部長のだんなに白羽の矢が立った。

お膳立てされたアメリカ赴任、いわゆる駐在妻、ホームパーティ、そういう世界ではなさそう。
これまで家族帯同で海外赴任させた例はなく、社内でのノウハウもほぼゼロ。

かと言ってアメリカン・ドリームを追い求めて裸一貫、でもない。全然ない。

このような状況で、渡米準備が始まります。