NYナンダカンダ

右も左も分からない海外赴任マンの奥様

さて、先日からググってわかったことといえば歯ブラシのサイズぐらいであったが、
ここで真面目な情報を整理しておきたい。

今回だんなはE2ビザを取得予定である。

E2ビザの特徴は、わたしが調べたところによれば

・いちお5年が期限だけど、かんたんに永久更新できる
・ビザは会社に紐づくので、退職・転職したらそこで終わり

まぁそんなの調べりゃすぐ出てくるよね。
気になるのは奥様のことでしょう。そうでしょう。

奥様もいちおう同じようなビザ申請書類を作成して、弁護士さんにお願いすることになる。
ここはうちはいちおう、会社が手続きをお膳立てしてくれた。
自分でやる奥様はがんばってくださいね。お力になれませんごめんなさい。

大事なことはこれだ。

なんとE2ビザの配偶者は、アメリカで仕事をしてもいいのである。
ビザの種類によっては、配偶者は現地での労働が不可のこともあるそうだ。
わたしはこれを聞いて、お気楽にこう考えた。

だんなは、わたしの元同僚である。
つまりわたしも昔、だんなの会社にいたのだ。
社内結婚し、その後わたしだけ転職したのである。
今は、だんなの会社ともITとも全く無縁の業界で事務職をしている。

ここがまた変わった会社で、復職にもすごく寛容であったので、
わたしはもちろんこう考えた。

「だんなの会社に復職し、だんなの手伝いをして小銭を稼ごう」

正直、個人的には一度辞めた会社なのであんまり気は乗らない。
だけど、大事なだんなのためじゃないか。
アメリカで他にすぐできそうな仕事もないじゃないか。
じゃあ仕方ないじゃないか。お金ほしいじゃないか!

よって、アメリカではだんなの手伝いをします。
という旨を謹んで会社の方にお伝えしたところ

いいよ〜 的な返事がすぐきた。

やったぜ、アメリカで小銭稼いで日本に帰ってまたライブ行きまくったるねん、
わたしはそう密かに誓った。

ところがこれが、とんでもない罠だったのである。
(だまされたわけじゃないよ)

まず本当に、右も左も分からないので、まず超ググった。
わたしはニューヨークに行ったことがないので、地図からググった。

アメリカに行くにはだんなも嫁もビザがいること。ビザにもいろいろあること。
ビザを取るには大量の書類が必要で、何ヶ月もかかるらしいこと。

そして、住む家のこと。
アメリカのマンションは、部屋の中に洗濯機がないのがデフォルトらしいこと。
トイレとバスは基本ワンセットで一体化しており、トイレだけの独立した設備は「1.5Bath」などと呼ばれ特別扱いであること。

シャンプーは日本人にはあわず、ギシギシになること。
歯ブラシはでかくて口に入らず、掃除機は身長よりデカイ戦車のようなやつしかないこと。

スタバはおしゃれな店のうちに入らないこと。
おしゃれなフードコートが、NYではナウい存在であること。

船で引っ越し荷物を送ると、2ヶ月とかかかること。
アメリカには肉エキスを含んだ食料品は一切持ち込めないので、
「肉は含みません」と丁寧に書かれた食品が無念にも字面だけでボッシュートされたりすること。

などなど。仕事をする間も惜しんで日々ググり続けた。
追っかけなので、こういうネットスキルだけは突出しているのである。

アメリカに限らず、行ったこともない土地に突然赴任を命じられた奥さん。
とにかくググりましょう。

何にも解決しませんが、こういう気休めなブログがでてきます。
ワハハ。

ググってググって頭がパーンしたら、残り少ない日本の生活を惜しんで
ずっとできなかったことを一つでも多くしましょう。
あなたの大切な時間は確実に過ぎていくよ。

数年前から、だんなの海外出張は、アメリカ含め年に数回あった。
毎回10日ほど家を空けるもんだから、気楽でいいやとしか嫁は思っていなかった。

今年春先になったころか。
いよいよ本格的に行くかも、的な話が内々に出てきた。

だんなが、もし、もしだけど、海外行くとしたら...どどどどう思う?みたいな、
めっちゃ弱気なお伺いをたててきたことを思い出す。

あとあと話は出てくると思うが、心のやさしさがそのまま顔のまるさに出たような男なのである。
端的に言ってアンパンマ●ンに似すぎている。

2017年7月ごろ、だんなの渡米がついに社内で公示。

なお、だんなの会社は、すでにアメリカに立派な拠点があるような大企業ではない。
IT中堅で、サンフランシスコに現地法人を立ち上げたのが数年前。

その現地法人は、日本から役員レベルの人が1人単身赴任で常駐、
現地採用が数人、といったところのもよう。
(詳しくはしらん)

今度はNY方面で事業を本格化させようという運びのよう。
そこで営業部長のだんなに白羽の矢が立った。

お膳立てされたアメリカ赴任、いわゆる駐在妻、ホームパーティ、そういう世界ではなさそう。
これまで家族帯同で海外赴任させた例はなく、社内でのノウハウもほぼゼロ。

かと言ってアメリカン・ドリームを追い求めて裸一貫、でもない。全然ない。

このような状況で、渡米準備が始まります。

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